図書館を利用するにあたって、どんなイメージをお持ちですか?毎日通う方、久しぶりに訪れた方、何かに悩んでふと足を踏み入れた方…。
図書館といえば、読書を楽しんだり何か調べ物をしたり、あるいは勉強の為に利用するというイメージがあります。
今回は、それらだけに留まらない、図書館を利用する様々な楽しみ方をご紹介していきます。
お気に入りの図書館を見つける
図書館に足が向くのは、どんな日ですか?目的の本を目指して、ワクワクしながら訪れる事もあるでしょう。予定のない休日を持て余して、時間潰しに訪れる事もあるでしょう。
あるいは天気が良いから出掛けてみたり、雨が降るから読書が捗ると思う事もあるでしょう。仕事帰りに延滞した本を慌てて返却に来る方や、子供の絵本を借りに来る方。
同じ扉をくぐるのに、その背景は様々です。図書館にも個性があり、静かにひっそりと腰を落ち着けて読書をするのにお気に入りの席がある図書館や、子供達の賑やかさを気にせず本を選べる図書館もあります。
静かな学習室が完備されていたり、最近ではドリンクを飲みながらカフェ感覚で楽しめる図書館も出来ています。
公共の図書館であれば、その地域近郊の人しか貸出カードが作れない事がありますが、利用者に制限を設けない私立の図書館も増えてきています。
是非、お気に入りの図書館を見つけてみてください。
悩みは様々、図書館にはたくさんのヒントがある
図書館の本には、数字の書いたラベルが貼付されています。それが表しているのは分類です。簡単に言えば本のジャンルです。図書館の十進分類法というものによって、世界の全てに番号を与えて、分類しているのです。
図書館には、世界がまるごと収納されているのです。探し物の答えは、その中で探せばきっと見つかります。人生に悩んでいる人の多くは、一度は本にその解決の為のヒントを求めるのではないでしょうか。
そう言ったニーズに力になれるのは、人生訓、心理学、精神医学、宗教、哲学、倫理学、創造的な小説の世界…人によっては、スポーツ、料理なんて事も。
人生について回る悩みの一つ、人間関係の悩みで本を探す時には、是非館内の色んな本棚を眺めてみてください。先人の遺したヒントは、一箇所だけでは収まり切らず、たくさんの場所から見つかる事でしょう。
子供が小さいから図書館に行きましょう
子供がいる方は、図書館から足が遠のく方もいるようです。まだ小さくて、きっと絵本を読み聞かせてもしょうがない。静かに出来ないから、図書館なんて行ったら、自分も子供も楽しめないかもしれない。
そんな想いで、ある程度大きくなるまで遠慮されている親御さんには朗報です。図書館にもよりますが、児童用のコーナーと大人の利用するコーナーは分かれている事も多いのです。
児童用のコーナーなのだから、もちろん子供や、乳児を連れた親御さんがほとんどです。そこではある程度騒いでもお互い様ですし、大きな声での読み聞かせに参加する事も出来ます。
小さい子供は、図書館にとっても財産です。幼い頃に本に親しんだ経験を持って、生涯図書館を利用してもらいたい。何度も足を運んでくれる子供達の成長していく姿を、職員は嬉しく見守っているのです。
この過程があると、安心出来る場所として図書館に辿り着く子供もいます。遠くに行けない時、選択肢の一つとして図書館の存在があると思い出してください。
まとめ
普段から図書館を利用されている方には、釈迦に説法だったかもしれません。出版不況となり、本が売れなくなった、読まれなくなったと騒がれている昨今、それでも売り上げを伸ばしたのは絵本でした。
そして、人生を応援してくれる自己啓発の本。色んなジャンルがある中で、どれを選んでどんな風に自分に活かすか、大量の本棚を無料で試せるのは図書館ならではです。
無料と言っても、公共図書館は税金で運営されていますから、むしろ利用料を支払って使わないのはもったいないのです。
この公共図書館では実現出来なかった娯楽性やサービスを増やした、個性豊かな私立図書館も多くありますので、一風変わった趣きの図書館を利用されたい方は、是非探してみてください。
夜の図書館、泊まれる図書館なんてものもあります。