夫婦間・親子間を円滑にするための夫の子育て協力とは?

夫婦間・親子間を円滑にするための夫の子育て協力とは?夫の子育て

世の中では、夫の方が奥さんに比べて仕事で働いている時間が長い分、大変であると思われがちです。しかし、奥さんも子育てなどに追われているので、決して楽であるとは言えません。

しかも、子育てには休みがないので、ある意味仕事よりも過酷であると言えます。最近では子育てを奥さんに任せきりにせず、夫も協力しなければ夫婦生活は続かないといった風潮が、少しずつ出てくるようになりました。

では良好な夫婦生活を維持するために、なぜ夫の協力が必要であるのか、具体的にどのような協力が必要なのか、子育てのメリットは何があるのか、について述べたいと思います。

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なぜ夫の協力が必要であるのか

産後クライシスという言葉を聞いた事があるでしょうか。産後クライシスとは、出産後に夫婦仲の愛情が冷めて、関係が悪化する事を言います。妊娠や出産経験をした妻の夫への愛情が、低下してしまう事が多いようです。

10ヶ月の妊娠期間を経て出産する女性は、精神的にも肉体的にも疲れています。我が子と出会えた喜びの一方で、産後の体の変化や3時間おきの授乳など、大忙しです。

特に理由はないけどなんとなく夫が嫌になったり、子育てに協力せず自由気ままに生活している夫が嫌いになる、といった産後クライシスの例もあります。

夫としては、家庭を支えるために必死で仕事をしているのに、突然奥さんから嫌われてしまったのでは堪りません。そうしてお互いに気持ちを分かり合えず、些細な事で喧嘩が多くなる家庭も多いのです。

この産後クライシスの危険性を回避するために、夫の協力が必要になってくるのです。

具体的にどのような協力が必要なのか

では具体的に夫は、どのように子育てに協力していけば良いのでしょうか。

実は子供が産まれてからではなく、妊娠期間中から協力する必要性があると言えます。妊娠期間中から、夫婦で体験出来る育児講座に参加したり、仕事で忙しいのであれば、子育てについての参考書を見て勉強したりと、子供の情報に触れておいた方が良いです。

また、妊娠期間中から夫婦間の会話に赤ちゃんの話題を盛り込んだり、ベビー用品などの買い物を奥さんと一緒に行い、赤ちゃんに会える喜びを分かち合う事も大切です。

そういった経験を活かして、産後は子供を奥さんから預かり、奥さんに自由な時間を与えてあげる事も必要です。奥さんが自由な時間を使い、リフレッシュする事によって、育児疲れや溜まっているストレスをリセットする事が出来ます。

こういった夫の協力によって、良好な夫婦関係を維持しやすくなるのです。

夫が子育てに協力するメリット

夫の立場からすれば、普段仕事をしながら家でも子育ての協力をしなければいけないというのは、なかなか大変だと思います。しかし、子育ての全てが苦痛に感じる事ではありません。子育てを協力する事によって、得られるメリットがいくつかあります。

まず、奥さんのストレスが軽減する事によって、些細な喧嘩がなくなります。これは大きなメリットです。

仕事から疲れて帰宅した後は、誰でもリラックスして過ごしたいと思います。子育てに追われて、イライラしている奥さんがいる家では、なかなかリラックス出来ないでしょう。

ですが子育ての協力さえすれば、奥さんの機嫌が良くなるので、リラックスしやすい環境が整うのです。

他にも子育てを協力する事によって、子供とのコミュニケーションも円滑になるといった、メリットもあります。

普段、子育てを奥さんに任せきりにしていては、子供が今どういう状態なのか把握出来ません。子供からしても、お父さんとどう接すれば良いのか分からないなんて事もあります。

子育ての協力によって、そのような親子間のコミュニケーション不足の問題を、解消出来るのです。

まとめ

良好な夫婦生活を維持するために、なぜ夫の協力が必要であるのか、具体的にどのような協力が必要なのか、子育てのメリットは何があるのか、という事についてご紹介しましたが、今の日本で実践出来ている家庭はまだまだ少ないと思います。

日本の労働環境は、拘束時間があまりにも長過ぎるので、多くの人達が疲れていて余裕がないからです。しかし子供を産んだ以上は、父親も子供をしっかりと育てる責任があります。

どうしても仕事が過酷で、子育てに協力する余裕がないというのであれば、思い切って余裕を持てる労働環境の会社へ、転職する必要もあるのではないかと思います。

良い夫婦関係や親子関係が、人生を豊かにする上で重要になってくるので、世の中の男性は今以上に家庭に意識を向けてみるのが良いのかもしれません。

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