今回の夫の子育ては、どう育てるかというよりも子供からどういう風に思われるか、という目線での子育ての方法について書いてみたいと思います。
何かをしてあげるとか何かを教えるとかではなく、どういう風に接することで子供がどういう風に感じてどういう風に考えるのかという、子供が自分自身で成長していける育て方についてです。
そして、父親という存在があることでルールを守り、何かあっても大丈夫と思える安心感を持てる育て方についてご紹介したいと思います。
すごいと思われることが大事
子供から「すごい」と言われたことがある方は多いと思います。
腕相撲やかけっこや勉強、料理ができる人ならば料理もそうですし、アウトドアをする人ならテントを立てたり火を起こしたりすることで、子供自身がとても敵わないことやできないことをすることですごいと言われるのだと思います。
こういったことを子供に見せることによって、子供は自分もやってみたい、もっと上手くなりたい、もっとできるようになりたいと思うようになるのです。
それこそが、妻とは違う夫としての父親としての子育てだと思います。そういった意味では細かいことは言う必要はないのです。
よく父親の背中をみて育ったということを聞いたりしますが、まさにその通りで自らが行動して、子供の前を行き、それを見せることによって子供にすごいと思われることです。
いつもはゴロゴロしててもゲームばかりしていても構わないと思います。が、子供と何かを行動したときはすごいと思われることが大事です。
普段は褒めない、叱らない
子供に対して何でもかんでも褒めれば良いというものではありません。また反対に何でもかんでも叱れば良いというものでもありません。
普段の些細なことや多少問題のあることやすごいというくらいのものでは、褒めたり叱ったりする必要はないと思います。
もちろん、無視をするわけではありません。一言、二言はいうべきですがそれくらいに留めておく方が良いと思います。
褒めすぎる、叱りすぎると子供というものは良くも悪くも慣れてしまいます。日常で起こることは、軽い感じで褒めたり叱ったりすれば良いと思います。
それでは、どういうときに褒めたり叱ったりするのかというと、何かの大会で活躍したとかの長期的に頑張って結果を出したとか、結果を出さなくても全力を尽くしたときに大いに褒めるのです。
そして、妻の手に余るような時やこれはほっとくわけにはいかないと判断したときにだけ叱る。こうすることによって子供は自分のことをきちんと見てくれていると思えるはずです。
絶対的な存在としてどんと構える
何かあったとき、何か重要なことを決めるときは自分がしっかりと動くことがとても大事なことだと思います。
子供が問題を起こしたとき、問題に巻き込まれた時は、妻に任せず自分が前に出て問題解決に全力を尽くすことです。
また何かを決めなければいけないときに、どうすれば良いか迷っていたら、そこは正解であろうと間違いであろうと自分が責任を負う覚悟で決断すべきです。
子供からみると、父親がいれば何があっても大丈夫だと思えるはずですし、迷ったことがあれば任せておけば大丈夫だと思えるはずです。
細かいことは気にすることなく、最後の最後には父親がいるんだと安心感を与えることが重要で、絶対的な存在としてどんと構えておけば良いと思います。
まとめ
どういった子育てをするのかと考えたときに、特に何かをする必要はないと思います。
最近では育メンとか夫の子育てについて色々と言われるところもありますが、やっぱり夫婦揃って同じことをするのではなく、役割というものは必要です。
そこについては夫婦でよく話し合わないといけませんが、父親として夫としての子育てに重要なことは心の成長をさせることだと思います。
自分がすごいと思われることを見せ、それに少しでも近づけるように子供自身が努力する、頑張るという気持ちを持つように導くこと。
本当に頑張ったことにはしっかりと褒めて、子供のことを見ているという安心感を与える、本当にやってはいけないことをしたときはしっかりと叱り、ルールを教える。
何かあったときは、なんとかしてくれるという信頼感を与えることで、伸び伸びと成長させる。今の時代には合わないのかもしれませんが、絶対的な存在として子供に接することが大事なんだと思います。
