海外旅行に行くなら必ず避けて通れない飛行機移動。今回は、空港での待ち時間をストレスなく、お得に過ごす方法をご紹介します。
搭乗までの待ち時間の多い空港ですが、「プライオリティパス」というカードひとつで空港内のラウンジをお得に活用できる方法と、プライオリティパスの取得方法について見てみましょう。
空港でストレスを感じることとは?
みなさんがもし海外旅行に行くとしたら、空港への到着時間は次のような理由から早めに着いていたいと思いませんか?
1.自宅から空港までの移動で渋滞等に巻き込まれ、飛行機に乗り遅れるリスクを回避するため
2.トランクや手荷物を預けるためのチェックインを行うため
3.保安検査場の混雑を避けるため
以上のような理由から、多くの航空会社では、少なくともフライトの2時間前に空港に到着することを薦めています。
空港での手続きや保安検査が完了すると、搭乗口付近で待機することになると思います。海外の空港の場合、日本の空港のように充実した免税店やレストランがあるとは限らないため、時間をもてあますことがあると思います。
また、座るスペースも少なく中には通路に座り込んでいる人もいます。そのようなときに非常に役に立つのが空港内に設置されたラウンジです。
ラウンジの活用について
そこでみなさんにオススメしたいのが「プライオリティパス(priority pass)」です。
この「プライオリティパス」を持っていれば世界中(約1,200か所以上)の空港でラウンジを無料で利用することができます。たいていのラウンジでは、軽食やアルコール、ソフトドリンク類があり、その全てが無料で提供されています。
例えば、ベルギーの首都にある国際空港(ブリュッセル国際空港:BRU)では、ベルギービール数種類が飲み放題で提供されています。
当然のことながらゆったりとした椅子でくつろぐことも可能です。もちろん無料Wi-Fiも完備されており、搭乗までの待ち時間をゆっくり過ごすことができます。
一部の空港ラウンジでは会議スペースやシャワーを利用することができる場所も存在します。しかも、あなたの持っているチケットが、LCCやエコノミークラスであっても関係なく利用することができます。
プライオリティパスの取得方法
プライオリティパスを持つためには、次の二つの方法があります。
1.プライオリティパスに直接申込をする
【年会費】
スタンダードプラス:299ドル(無料利用10回、その後のご利用料金32ドル)
プレステージ:429ドル(常に無料で利用可能)
2.プライオリティパス付帯のクレジットカードを保有する
例えば、セゾンのプラチナカード(アメックス)や楽天カードのゴールドを保有するとプライオリティパスが無料で付帯されます。
セゾンプラチナは、年会費約2万円、楽天ゴールドは、約1万円のため、直接プライオリティパスに申込をするよりお得だといえます。
プライオリティパスを保有していない人がラウンジを利用した場合、1回あたり約32ドルが費用としてかかるため、年間2回以上飛行機で旅行すれば(往路、復路それぞれでラウンジを利用した場合)、クレジットカードの年会費を支払うだけで十分もとが取れてしまいます。
まとめ
実際にプライオリティパスを利用されている方の中には、ラウンジが始まる朝5時に入り、朝食を食べ旅行に出かける方もいます。
朝食代も浮く上に、朝食を自分で用意する手間も省けるため、時間を有効に活用することができてしまいます。
私の友人は、過去に航空機の遅延のため、5時間以上真夏のスペインで時間を潰さなければならなかった経験がありますが、このときも空港のラウンジを利用することで快適に待ち時間を過ごすことができたということでした。
夫婦の場合は、それぞれがプライオリティパスのカードを保有することをオススメします。
これから海外旅行や飛行機の利用を予定されている方は、プライオリティパスの利用についても検討されてみてはいかがでしょうか。