高速道路の渋滞中トイレに行きたくなったらどうする?

高速道路の渋滞中トイレに行きたくなったらどうする?車・安全運転

高速道路などの渋滞で、困ることのひとつにトイレの問題があります。食事などは我慢できても、トイレに行きたいのを我慢するのには限度があります。

そこで今回は、高速の渋滞中にトイレに行きたくなった場合にどうするか、という対処法として考えられる3つの選択肢を順番に確認し、それぞれ本当に適切かどうかを再検討していきます。

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選択肢1、サービスエリアまで我慢する?

一つは、とにかくサービスエリアまで我慢するという選択肢です。もちろん、原則としてこの選択肢をとるのが良いでしょう。ただし、いくつか気をつけなければならないことがあります。

まず、サービスエリアに到着してもすぐに用が足せるとは限らないことです。渋滞の時期は、サービスエリア自体が混雑していますし、長い渋滞のあとでトイレに行きたくなるのはどの車に乗っている人も同じです。

総じて、サービスエリアのトイレには長い行列ができるのが普通です。特に女子トイレは混雑が予想されるので、同乗者が女性の場合は、そうした点も念頭に置く必要があります。

次に、人間は限界を迎えると冷静な判断ができなくなるので、無理に我慢するのは危険です。問題は、どうしても我慢ができなくなったときにどうするか、ということです。

以下ではそうした特殊なケースに限定して話を続けます。

選択肢2、外で用を足す?

渋滞した高速道路などで、道路脇で用を足している人を見かけることがしばしばあります。これは適切な選択肢なのでしょうか?

確かに、我慢も限界を迎え、サービスエリアまで持ちそうにないので、せめて外で排尿しようという気持ちはわかります。しかし、これはやめておいた方が良いでしょう。

何故なら、二つの点で法律に触れる可能性があるからです。第一に、駐停車違反です。渋滞しているとはいえ、高速道路で車を停めるのは危険であり、ご法度です。

第二に、公衆の面前で用を足すということそのものが、軽犯罪にあたります。公衆が集まらない山奥などであれば見逃されますが、高速道路はどう考えても人目のあるところであり、指摘されれば言い逃れはできないでしょう。

また、高速道路で用を足すと他の車から好奇の目に晒されることになります。同乗者がトイレに行きたいと言っていても、そのような提案はしないようにしましょう。

選択肢3、携帯トイレがベスト

それでは、車の運転中にどうしてもトイレが我慢できなくなったときにはどうすれば良いのでしょうか。

そんなときに大活躍するのが、携帯トイレです。ただ、携帯トイレの場合、存在は知っていても車内で使うのには不安があるという方もいるかもしれません。

心配の一つには、本当に排出した全てを吸収してくれるのか、という問題があります。携帯トイレの多くは、液体を注ぐと内部の物質が吸収し、ジェル状に固形化されるようになっています。

基本的に多くの携帯トイレが、500ミリリットル程度であれば余裕で吸収してくれます。

別の心配として、車内で用を足すと外から見えてしまうのではないか、という問題があります。車内で携帯トイレを使う場合には、下半身をうまく隠すポンチョなどが便利です。

また、とくに女性の場合はトイレットペーパーも常備しておくと安心です。

まとめ

一つめで見たように、サービスエリアはベターですが、混雑の問題も計算に入れましょう。二つめで見たように、外で用を足すことは法律的にも周りの目ということを考えても好ましくありません。

最終的に、三つめで見たように携帯トイレが最も良い選択肢であるという結論が導き出されました。総じて、渋滞はどれだけ続くか読めないものですから、ずっとトイレを我慢するのにも限界がありますし、そのようなソワソワした状態では運転にも集中できず危険です。

事故を起こしたり、大事な車を汚してしまうという最悪の事態を避けるためにも、「もし運転中にトイレを我慢できなくなったらどうするか」という想定を、日頃から考えておくのが良いでしょう。

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