自己啓発と聞くと「何をしたら良いかわからない・難しい・ハードルが高い」と、とらえがちの方もおられると思います。しかし実は、普段から行っていることが自己啓発になっていたり、そこに焦点を当てることで人生が変わることもあります。
その一つとして他人の生き方・価値観を知ることです。今回は、なぜ他人を知ることが人生を豊かにするのか、について書いていきます。
他人を知るとなぜ人生が豊かになるのか
人は生きている中でいろんなものに触れますが、その経験はあくまで自身の中で処理・完結されます。そのためどれだけたくさんのことを経験している人でも、本来持っている考え方・価値観・感性などはその人が持つ一つとなります。
一つしかないということは、そこから広げることができる可能性の範囲も限られてしまいます。しかし他人は自分に持っていないものを多かれ少なかれ持っています。
時には不要と切り捨てたものも、他人にとっては重要なこともあります。そのため他人を知ることで自分に持っていないもの(思想・感性・基準など)を学び吸収することができます。
それは人生において可能性を広げる手段・工程となります。また可能性が広がると、考える・できる幅も広がり、生きていくうえで出来る選択・判断も増えていくことで人生に豊かさをもたらしてくれます。
このように、他人を知るということは自己啓発につながるのです。
他人を知るには何をすればよいか
人生を豊かにする自己啓発として「他人を知ること」としましたが、具体的には何をすれば良いかも大切です。始める上で最初は特別なことはせず、できるだけいろんな人と関わることが重要です。
人は人の数だけ持っているものが異なり、それだけ学ぶもの・得るものもあります。また「この人は〇〇」と判断するかもしれませんが、それは自分の中にある価値観・基準が働くため可能性の幅を狭めてしまいます。
苦手・嫌いといった気持ちは無視し、関りの数を増やすことが求められます。そして、色んな人と話し、その人がどんなことを考えているか・物事をどうとらえているかなど徐々に相手の感性を知るようにします。
そこから良し悪しを判断していきます。時には合わない・良くないと思ったものでも選択の幅を広げる上では重要な場合もあります。
また年齢が上がり、自身の感性が変化していく中で改めて重要と感じることもあるため、可能であれば覚えておくことも求められます。
ステージの違う人との接点を持つ
人生を豊かにするうえで人と関わることが重要と伝えましたが、自分の周りにいる人たちだけでは徐々に不足も生じてしまいます。
自分の周りにいる人は自分のライフステージに遭った人が多く、似た価値観や感性を持っている人が多いです。しかし、大金持ち・社長・自営業・ギャンブラー・貧乏人など自分の生活からかけ離れた人と関わると、これまでに持っていなかったものを得ることができます。
ライフステージはあくまで結果であり、それ以上にその状態に至るまでにどのような過程を経て、どのようなことを感じたか、などが重要となります。
自分が将来なりたい未来像があり、それにマッチした人と出会えるのであればより積極的に相手を知ることが必要です。
どうすれば理想像に近づけるかは考えるよりも、成功者・経験者に聞く方が確実かつ時短にもなります。そのために、より幅を広げる上でも異なるライフステージや世界で生きている人と関わることが大切です。
自己啓発で人生を豊かにするには自ら行動すること
自己啓発として他人を知る上で大切なこととしては、自分の価値観で関わる人を決めない・できるだけ人の幅を広げて自分の知らない・経験したことがないことを吸収できるようにしていくことが大切です。
しかしそれ以上に自分から行動することが重要となります。受け身になっていては相手から近づいてきてくれることは少なく、特にライフステージが違う人とはさらに接点もなくなってしまいます。
自己啓発はいつでも始めることができますが、年齢が上がるにつれて体力・気力も落ちてしまいがちです。加えて仕事・家庭・趣味などが影響して自己啓発に費やすことができる時間も減っていきます。
特に人との関りには時間も労力も必要なため、始める上で早いということはありません。人生を豊かにするためにも、まずは率先していろんな人と関わるように行動することが大切です。
