中国や台湾など中国語圏に旅行に行くときは、「旅の指差し会話帳」を持って行くことをオススメします。これは旅行のシーンに特化したフレーズ帳で、使いやすく現地の人にも興味を引きやすいデザインになっています。
色々な国のものがありますが、今回は中国を始めとした中国語圏への旅行のお供として便利な「旅の指差し会話帳」についてまとめました。
指差し会話帳って何?
「旅の指差し会話帳」とは一体どういったものなのでしょうか。これは、情報センター出版局という出版社が出している、旅行シーンで使えるフレーズや単語がまとめられた人気シリーズの単語・フレーズ帳のことです。
特徴としてはその名の通り、現地の人に本を見せ、指で指して現地の人に理解してもらえるように、本は文字だけでなく、イラストもセットで載っているという点です。
片手に持てる携帯しやすいサイズで、食事、ホテル、買い物などシーン別に使いそうな単語や文章が見やすくまとめられています。
文字だけでなく、ポップなイラストが載っていることで外国人の興味もひきやすく、自身の言葉が伝わらなくても、絵で何をしたいかも相手に推測してもらえる便利なフレーズ帳です。
世界の様々な言語がこのシリーズから出版されていて、中国語版も人気の一つです。
旅の指差し会話帳が良い理由
中国語圏で、この旅の指差し会話帳を持っていくと良い理由は、言葉ができない状態でも圧倒的に伝えられることが多くなるからです。
もちろんどこの国に行っても使えるのですが、中国を始めとした中華圏にいく時には特に便利です。なぜなら、中国語は他の言語と比べても発音が難しく、文字を見せるのが一番通じやすいからです。
また、レストランのメニューや買い物で使う単語がイラスト付きで載っているため、必要なページを開いて店員さんに一緒に見てもらうと、相手もすぐに理解してくれます。
特にレストランに行った時などは効果が絶大です。というのも中国や台湾のレストランはメニューに写真がないことが多いからです。正直漢字だけ見ても何の料理が出てくるかさっぱりわかりません。
指差し会話帳には主な食事のメニューは載っているので、本を見せるだけで間違いなく注文できます。
中国語は言葉で伝えるのが難しい
中国語は勉強していないと、発話して通じさせるのはほぼ不可能です。漢字を見ることである程度意味は推測できるのですが、発音が日本と全然違うため、言葉にすることができません。
また中国には「四声」という、同じ音でも発音の仕方で意味が変わるという外国人泣かせのルールがあり、これを理解していないと会話が成り立ちません。
そのため付け焼き刃で単語やフレーズをいくつか覚えて使っても、こっちの発音が悪く、相手にとって何が言いたいのか全く理解してもらえないのです。
それなら、指差し会話帳を使って絵と文字で主張する方が現地のネイティブにとっても親切ですし、コミュニケーションが弾みます。
もちろん最近はスマホのネットやアプリなどでも意味を調べられたり、言いたいことを翻訳することもできますが、外国ですのでネット環境が安定していなかったり、調べた言葉が間違っていたりすることもあります。
本はアナログな分、ネットの状態に左右されることもないですし、正確な情報です。しかも指差し会話帳ならスムーズに見たいページも開くことができるので良いのです。
まとめ
今回は中国や台湾など中華圏の旅行の際に持っていくと良い「旅の指差し会話帳」についてまとめました。
指差し会話帳を持っていればその国の言葉がわからなくても、文字とイラストを指差すだけで、相手に自分の言いたいことをシンプルに伝えることができるようになります。
海外だと思った以上にこちらの気持ちや希望が伝わりません。そんな時にこの本を使えば、こちらの主張が通りやすくなる便利なツールです。
現代はスマホなどもあり、本など持ち歩かなくても気軽に旅行ができる便利な時代でもありますが、この「旅の指差し会話帳」はデジタルガジェットにも負けない便利さ、手軽さがあります。
ぜひ旅行中は旅のお供として、使ってみてください。
