これからの季節、家族でバーベキューを楽しもうと思っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、父親はお酒をのんでいい気持になり楽しめているかもしれませんが、子供が意外と楽しめていない、というケースも….。
せっかく家族そろってのバーベキューなので皆で楽しみたいものです。ここでは主に小中学生を対象としたお子様をお持ちのお父様向けに、より子供に楽しんでもらえる過ごし方をご紹介します。
まず準備
バーベキューのための食材探しから子供と一緒に行動しましょう。食育という面でも役に立ちます。例えば肉にしても牛肉、豚肉、鶏肉などがあり、さらに胸肉、もも肉、ホルモンなどに分かれます。
子供は食べるときに何の肉のどの部位を食べているのか、ということを理解していない場合が多いです。買い物の時から軽くで良いので、肉の種類を教えてあげましょう。
例えば、牛カルビの場合は「これは牛のあばらのところの肉なんだよ」というふうに教えてあげれば、食べる時に意識して食べるので、それだけでいつもと違った感覚で食べることができます。
子供に喜ばれる食材としてマシュマロ、サツマイモ、フランスパンなどがあります。とくにマシュマロは、子供がお腹いっぱいになって中だるみしだした時に有効です。
焦げやすいので難易度は高めですが、串にさして自分で焼かせれば、好きな子はずっと焼いて食べています。
買い出しが終わったら、火をおこすことも一緒にやりましょう。少し炭に火が付き始めたら、うちわで仰いでもらうのも良いですが、息を直接フーフーと炭に吹きかけて火をおこすのも面白いです。
いろんな方法で作る
何もバーベキューはバーベキューセットを使って調理しなくてはいけないということではありません。コンロを使っての調理は、簡単にそしてリーズナブルに作ることができます。
冷凍食品のパスタやチャーハン、子供が好きなら餃子、コロッケなど何でもOKです。家の中では味気ない冷凍食品も外で食べればまた違った味になります。
お肉を食べることができないというお子様や、少し安く済ませたいという方はぜひ試してみてください。
但し風が強い日は、火力が弱いコンロだと火が消えてしまいます。100円均一で売っている直火OKのアルミホイルでできた調理用具を使って、バーベキューセットで直火で焼くのもオススメです。
コンロを使うときの注意点として、バーベキューセットの近くに置いてしまうとガスボンベが爆発する危険性があります。必ずバーベキューセットから離れた位置で調理するようにしましょう。
火をおこした直後にアルミホイルにサツマイモを包んで炭の上に置いておくと、バーベキューが終わったころには食べごろになっているので、バターをつければ素敵なスイーツのできあがりです。
遊びを工夫する
子供はご飯を食べ終わるのが早いです。お父様方はビールを飲みながらゆっくりバーベキューを楽しみたいところですが、子供は食べ終わってしまったら暇になってしまって「スマホ貸して~」とせがまれることも。
せっかく太陽の下で食べているのですから、できたらスマホは避けたいところです。その対策として、バーベキューをしている間は絶対にスマホ禁止という取り決めを事前にしておくことです。
そしてあらかじめ子供が暇になってきた時の遊びを考えておきましょう。遊びという遊びでなくても大丈夫です。
例えば「ここにあるもので<あ>がつく3文字のものをもってきてごらん」というお題を出せば子供は考え始めます。
そこで、あさりを持って来たり、自分の頭を出して頭というのもありです。正解したら次は、「い」がつく2文字のものを3つ持ってきて、というようにエンドレスに遊ぶこともできます。
いずれは飽きるので3つ4つは遊び方を考えておきましょう。
まとめ
友達家族と一緒で、子供が友達の子供とずっと仲良く遊んでいるという場合は良いのですが、自分の子供だけしかいない時など、特に子供のことを考えてあげましょう。
お酒が好きなお父さんならずっと飲んでいれば楽しいでしょうが、せっかくの家族団らんで子供につまらない思いをしてほしくないものです。
買い物から、火の起こし方から色々なことを教えてあげれば、子供の将来にも役に立ちます。遊びを教えてあげれば、子供は外での遊び方を学びます。
スマホが全くいけないというわけではないと思いますが、スマホなしでも世の中には色々な遊びがあるということを教えてあげれば、子供の世界観も広がります。
遊び方が思いつかなければ事前に調べて、子供を楽しませてあげましょう。