夏は体感的に暑く、毎日を過ごすことが体力的につらく感じる人もいることでしょう。夏の暑さ対策は涼しいグッズを使うだけではなく、インテリアの工夫で行うこともできます。
実際に部屋の温度が下がるわけではありませんが、インテリアを用いた暑さ対策は見た目に涼しく、精神的な涼しさを与えてくれます。
では、インテリアではどのような工夫ができるのでしょうか。
遮熱カーテン
窓から入り込む日差しは室内の温度をぐんぐん上昇させます。エアコンをつけていても窓から日差しが入り込んでくるようでは、エアコンの効きめが悪くなってしまい電気代がかさむ一方です。
日差しが直接入り込んでこない場合でも、窓ガラスを通して外の熱が室内に伝わり、室内の温度を上昇させます。
ペアガラスを使用することで外からの熱が家の中に伝わりにくくなりますが、1枚ガラスをペアガラスに変えるにはある程度の費用もかかってしまいます。
そのような場合に役立つものが遮熱カーテンです。遮熱カーテンを使用することで室内に入り込む日差しを遮ることができ、熱も伝わりにくくなります。
たった1枚のカーテンでも、あるのとないのでは違いがあります。また、レースの遮熱カーテンなら見た目にも涼し気です。
遮熱カーテンの性能は様々なのでよく見極めて選びましょう。
青を使って体感温度をコントロール
色によって気持ちが変化した経験がありませんか。「赤はやる気を高める」、「オレンジは元気にしてくれる」、「青は気持ちを落ち着かせる」などの働きがあると言われています。
たとえば、部屋全体が赤いものであふれていたらどのような気持ちになりますか?暑苦しく感じたり、気持ちが落ち着かないのではないでしょうか。
このように、色が気持ちの面に影響を与えるのです。このような色の特性を利用して体感温度をコントロールしてみましょう。
夏におすすめの色は青です。内装が赤の場合と青の場合を比較すると、体感温度が3℃も違うという報告があります。色でこれほどまでに体感温度が変わるのです。
取り入れやすいものは、コースターやカップなどの小物ですが、占める面積が大きいほどより涼しげな雰囲気が生まれます。
マットやラグなどは部屋に占める面積が多く、涼しさを演出してくれます。

ガラスで涼しさを演出
夏になるとガラスの器やカップ、ガラスの風鈴など、ガラスを使った小物が多く販売されるようになります。逆に冬場になるとガラスの小物をお店で見かける機会が減り、陶器が目立つようになってきます。
かき氷を食べるとき、ガラスの器を使用することが多くあります。陶器の器を使ってかき氷を食べることは少ないことでしょう。これはガラスが涼しさを演出してくれるからです。
透けているガラスは涼しさを演出してくれることを利用して、ガラス製の小物を使用してみましょう。
オススメは風鈴です。ガラスの風鈴は見た目が涼しいだけでなく、風が通ったときにリンと音を立てて音でも涼しさを演出してくれます。様々な柄や形のものがあるのでお気に入りを見つけると良いでしょう。
その他にも、コップ、器、照明器具など、さまざまなガラスの小物があります。
まとめ
気温が高くなると熱中症を引き起こす心配があるので、物理的な温度を下げて暑さ対策をすることは大切です。
しかし、暑さ対策としてできることはエアコンを使うなど物理的なことだけでなく、インテリアを利用した見た目の涼しさもあります。
季節によってインテリアを変えると四季を感じることもできて、インテリアを変える楽しみも生まれることでしょう。
遮熱カーテンを使用する、青の小物を取り入れる、ガラスの小物を取り入れるなどは、どれもすぐに実行できることです。
様々なものが販売されているので、お気に入りを見つけてみてください。できることから始めて夏の暑さ対策をしてみませんか?
ちょっとした工夫で暑くてつらい夏も快適に過ごせることでしょう。
