海外旅行では何が起こるかわかりません。そのため安心して海外旅行を楽しむためには、きちんと海外旅行保険に加入することと、いざという時のためにある程度のお金を持っておくことが大切です。
そこで海外旅行保険の選び方や加入方法について、また現金をどのくらい持っておけば良いのか、換金の方法など、具体的に役立つ情報を解説します。
海外旅行で起こりうるトラブルとは?
海外旅行というのは、国内旅行に比べて様々なトラブルが起こりやすいものです。慣れない生活環境のために体調を崩したり、スリなどの盗難にあったり、迷子になってしまったり、また飛行機や空港内でのトラブルも少なくありません。
いったいどのようなドラブルが起こりやすいのか、主なものを挙げてみましょう。
まず、ケガや病気です。高齢者の旅行者は特に注意が必要ですが、若い人でも油断は禁物です。たとえば、真冬の日本から真夏の南国に旅行した場合、急激な気候の変化に身体が順応するまでかなり時間がかかります。
また、食べ物や水も要注意です。水道水は直接飲むことができない国がほとんどですし、屋台などでは水道水で氷を作ってジュースを冷やす場合もあります。知らずに食べたり飲んだりしてお腹を壊してしまうことはよくあることです。
スリにも要注意です。観光地ではどこかでスリが狙っているという意識を持つことが大切です。その他、飛行機の遅延やカバンの紛失などもよく起こります。
海外旅行の保険は必ず必要
怪我や病気をした場合、常備薬で対処できる場合は良いのですが、間に合わないときは現地の病院にかかることになります。その場合、健康保険がないので全額自己負担となってしまいます。
しかし、海外旅行保険に加入していれば、治療費を負担してもらうことができます。保険内容によって治療費の上限が決まっていますが、最低でも1,000万円以上となっているので安心です。
また、スリにあってしまったり、カバンが紛失してしまったりした場合も、保険でカバーされます。これらのトラブルはかなりの確率で発生するので、必ず海外旅行保険に加入していることをおすすめします。
海外旅行保険の比較サイトを利用すれば、簡単に保険内容と保険料を比較することができます。渡航先や日数によって費用は変わってきますが、1週間の旅行であれば、3,000円前後からあります。
なお、クレジットカードに海外旅行保険が付いているものもあるのでチェックしてみましょう。
海外旅行で両替するタイミングはいつが良い?
海外旅行では現地通貨に両替する必要があるのですが、いったいどのくらいのお金を両替したら良いのか迷う人も多いのではないでしょうか。
オススメなのは1万円程度の最低限の現金だけを両替して、後はクレジットカードで買い物をするのが良いでしょう。両替してしまうと、使い切らないと両替手数料分が損をしてしまうからです。
ただ、クレジットカードが悪用されてしまうリスクのある国もあるので要注意です。そのような場合は、逆に現地通貨を多く持っておく必要があります。
両替のタイミングは通常、日本国内で行うよりも現地の空港に到着したときに行った方が、レートが良いことが多いです。また、現金が足りなくなったら、銀行のキャッシュカードからATMを使って現地のお金を引き出すことができるものがあります。
手数料は銀行によって異なりますが、1回につき250円~700円前後です。
まとめ
海外旅行では、突然体調を崩して病院で治療を受けなければならなくなったり、スリにあってしまったり、空港でカバンが届かないなど、日本では考えられないようなトラブルがとても起こりやすいです。
このような苦い経験も海外旅行の醍醐味ではありますが、少しでも安心して旅行をするために海外旅行保険への加入は必須です。
海外旅行保険に加入すれば、考えられるほとんどのトラブルがカバーされるので、僅かな費用で大きな安心を手にすることができます。
また、ある程度の現地通貨も持っていると安心ですが、両替は最低限にとどめ、買い物などはクレジットカードを使うのも方法です。
両替する場合は、現地で行うのが手数料が安くてお得なことが多いです。
