自分で数ある万年筆の中からお気に入りの1本を選ぶのは楽しいことです。しかし万年筆選びに慣れていないうちはチェックしておくべきポイントもわからず、どれも同じに見えてしまいがちですよね。
今回は、万年筆を選ぶ時のポイント3つについて。
ペン先の細さと材質
万年筆を選ぶ時のチェックポイントその1は、ペン先の細さと材質です。モデルにもよりますが、万年筆は極細~極太まで字の太さを選ぶことができます。
細字になるほど筆跡が滲みにくくスッキリし、手帳やノートなどに細かい字を書くのに向いています。反面、インクの濃淡が太字に比べ実感できずインクが詰まりやすいというデメリットがあります。
太字は細字よりも滲みやすく狭いスペースへの筆記は適しませんが、インクの濃淡がキレイに出、書き心地も滑らかになるという特徴があります。
ペン先は安価で使い倒したいならステンレス、高価格帯でもヌルリとした書き心地を希望するなら金を選びましょう。
ペンの全体的な重み
万年筆を選ぶ時のチェックポイントその2は、ペンの全体的な重みです。ペンの重さはメーカーやモデルによって千差万別です。
ペンの重みは書き心地に直結するため、実際に万年筆を手に取って確かるのがオススメです。書く時にキャップを後ろにつける人は、試し書きの段階でもキャップをつけて重さを確かめてみましょう。
軽いと重心の安定に欠けますが、長時間筆記しても疲れを感じにくくなります。携帯をするにも便利ですね。
重ければ手に負担がかかるため長時間筆記をすると疲れを感じることがありますが、重心が安定ししっかりと字が描けるという特徴があります。
インクタンクのタイプ
万年筆を選ぶ時のチェックポイントその3は、どのタイプのインクタンクを採用しているかです。タンクの種類は主に吸入式・カートリッジ式・コンバーター式に分かれます。
瓶のインクを使いたい場合は吸入式かコンバーター式を選びましょう。別売りであるコンバーターは本体とメーカーが異なると互換性がない可能性があるため、必ずメーカーは合わせて購入しましょう。
万年筆によってはカートリッジ式とコンバーター式両方が使えるものもあります。カートリッジ式は万年筆に差すだけで使えるお手軽インクですが、反面色の種類が少なくコスパも良くないという特徴があります。
ヘビーユースするつもりならボトルインクが使える吸入式とコンバーター式をオススメします。
まとめ
以上、万年筆を選ぶ時のポイント3つの紹介でした。これらの点を意識して万年筆をチェックすれば、使いたいシーンで十二分に活躍してくれる万年筆を見つけやすくなります。
万年筆を置いている文具店では詳しい店員さんがいますので、必要があれば相談してピッタリの1本をゲットしてみてください。
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