万年筆はカートリッジインクよりもボトルインクの方がコスパが良いため、ヘビーユーザーの人や節約志向の人に人気があります。
他の色に浮気しないから取り敢えず大容量でコスパが良いインクが欲しい! という人向けに、手に入りやすく良心的な価格のインクをまとめました。
今回は、コスパ重視の人にオススメな万年筆インクブランド3選について紹介します。
国産文具メーカーでお馴染みのPILOT
まず最初に挙げるのは文具メーカーとしてはもはや説明不要のPILOT社のものです。
30mlの小瓶は700円未満で手に入れることができます。カラー展開はブルーブラック、黒、赤、ブルーです。30mlでも使い切るには長い月日がかかりますが、同色で350mlという驚きの大容量タイプもあるのが特徴です。
こちらは1瓶1500円程度で購入でき、人によっては10年は新しいインクを購入しなくても済むでしょう(中身が劣化する恐れがありますが)。
PILOTのボトルインクでも色彩雫シリーズは、ベーシックシリーズよりは価格が高いですね。欠点を挙げるとすれば、色が無難すぎて特徴がないこと、絵の具臭がかなりキツいことです。
高品質かつ良コスパのパーカー
次に挙げるのは、イギリスの老舗ブランドで有名なパーカーのインクです。
カートリッジタイプもありますが、やはりボトルの方が格段にコスパは良くなります。パーカーのクインクは容量が57mlあり、それでいて価格は1000円程度と良心的です。
カラー展開はブルー、ブルーブラック、黒などビジネスシーンでも活躍するラインナップです。良くも悪くも速乾という特徴があり、インクタンクに入れて放置していると10日間もすればインクが出なくなることがあります。
継続的に大量に字を書く人や、短時間でみっちり字を書く人などヘビーユーザー向きの1品と言えます。
色鮮やかな発色が特徴のペリカン
最後に挙げるのが、色展開が豊富で選ぶ楽しみもあるペリカンです。
ノーマルラインのボトルインクであれば62.5mlで1000円程度と、パーカーよりもやや安価です。そのコスパの良さ故に、万年筆店の試し書きインクとしてもよく採用されているのだとか。
インクは目を引くような高発色のものが多く、色展開も豊富です。定番の黒やブルーブラックや青の他にも、プライベート向きのターコイズブルーやグリーン、イエローなどもあります。
書き味は滑らかで裏抜けせず、滲みもないのでとても使いやすいインクといった印象です。
まとめ
以上、コスパ重視の人にオススメな万年筆インクブランド3選の紹介でした。
「頭文字にPがつくブランドはコスパが良い」とは万年筆愛好家の間では度々言われていることで、その親しみやすさと実用性からファンも多いです。
書き味の他にもコスパも気にしたいという人は、次にインクを選ぶ時の参考にしてみてください。
■オススメ■