現在、転職が盛んに行われています。かつての転職は、「仕事が続かない人」という悪いレッテルを貼られていましたが、現在ではその見方も徐々に変わってきました。
大手企業でも倒産するという時代ですから、自分のスキルや知識を活かせる会社に転職することや、自分にあった社風の会社を選択するというのも非常に重要になります。
今回は、そんな転職で大切な「履歴書」で注意するべき3つのポイントについてお話します。
相手が知りたいことを書けているか
履歴書に置いて最も重要なのは、「相手が知りたい事が書けているか」ということになります。
企業としては、履歴書から・あなたの人間性・あなたの能力などを知りたいと考えているはずです。かつては、学歴が就職に大きく左右していましたが、最近では一部の大手企業などを除いてその傾向は少なくなってきています。
多くの人がここを勘違いしています。自分の自慢したいことを書く人や、結果だけを書こうとする人が非常に多いです。普段の生活でも同じだと思いますが、相手の自慢話というのは、聞いていて苦痛なものです。
こちらが聞きたいと思う話をしてくれれば、こっちも食いついて質問をするでしょうが、聞きたくない話を延々とされても、印象は悪くなる一方です。
これは、履歴書や面接でも同様になります。そのため、何よりも相手が知りたいことについて書くことが重要になります。例えば、・過去の失敗をどのように乗り越えたのか・どのような経験から、何を学んできたのか・どのような働き方をしていきたいのかといったことです。
こういった内容は、どこの企業でも知りたいと考えていますので、それを踏まえて自己PRなどを書くのがお勧めです。
多くの企業が求める人材ポイント
企業によって、希望する人材というのは千差万別です。しかし、多くの企業では次のような人を求めているようです。
・コミュニケーション能力の高い人
・積極性のある人
・協調性のある人
・ポジティブな人
特に注目されているのが「コミュニケーション能力」です。会社に入る以上、一人で仕事をすることはできません。ですので、周りとコミュニケーションを取りながら、働く必要がありますが、多くの企業ではその点を重視して採用活動をしているようです。
そのため、自己PRなどの欄に・過去に人に教えてきた経験・友達との関係性が悪くなった後に、改善した経験・初めて会う人と円滑にコミュニケーションを取れるようになった経験などがあれば、是非書くべきでしょう。
現在コミュニケーション能力が高くない人や、人見知りであったとしても、今後どのようにそれを改善しようと考えているのかを書くことで、企業に良い印象を与えることができるでしょう。
その会社でなくてはならないポイントを書けているか
志望動機を書くのに困る人は多いのではないでしょうか?「どの会社でも良い・・・」こういった気持ちのままでは、書類審査を通ることが難しいです。
就職活動は恋愛に例えられることが多いです。恋愛においても「誰でも良いから・・・」と思っていては相手に失礼ですし、うまくいかないでしょう。
「あなたしかいない!」と言われた方が相手としても嬉しいものです。そのため志望動機は、「この会社ではないとだめな理由」を書く必要があります。
そのためには、その会社が業界でどのような立ち位置にあって、他の会社とはどのように違うのかということをしっかりと研究する必要があります。
厳しい面接官や、圧迫面接と呼ばれるような面接をしている会社では、特にこの点を掘り下げてきます。履歴書の段階でしっかりと内容をまとめておきましょう。
友達がその会社で働いていたり、その会社と関係性のある会社に知り合いがいる場合には、是非話を聞いてみるのが良いでしょう。
「友達から、御社が〇〇な会社だということを聞き、是非自分も働きたいと考えています」という話であれば、十分に「この会社ではないとだめな理由」になるでしょう。
まとめ
今回は、転職における「履歴書」の書き方について注意するべきポイントをお話しました。
現在、転職をする人が非常に多く、求人倍率も上がっています。どこの企業も人手不足だと言われており、転職をする側としては企業を選べる絶好の転職タイミングになっています。
また、今後の日本の労働人口を考えても、求人倍率は増えていくことは間違いないでしょう。そんな中で、しっかりとチャンスを掴める人とそうでない人。
その違いは、ちょっとした履歴書の書き方だったりするのです。しかし、多くの人は履歴書の書き方など教えてもらわないでしょうし、客観的に意見をくれる人も少ないでしょう。
少しの違いで、希望の会社に入れるのか、それとも何社も書類審査を落ちて、自分に自信がなくなってしまうのか。
あなたには、是非前者になってほしいと思っています。