工作やクラフトなどに使う文房具について、器用な人が買う場合は何も考えなくて大丈夫だと思います。100円ショップや潰れそうな文房具屋で適当に選んでも作品の仕上がりには何の問題もないと思います。器用な人は作品を仕上げるために自分の手先だけで十分だからです。
不器用な人はそうはいきません。ロフト、東急ハンズ、伊東屋など文房具屋をはしごして時間をかけて、はさみ一つを選んでも作品を上手く仕上げられるかどうかはハーフハーフなのです。
不器用な私が色々な文房具を選んで買って、失敗と成功を重ねながら見い出したクラフト用文房具購入の3つのポイントをご紹介したいと思います。
絶対きれいに仕上がること
絶対きれいに仕上がるものを選ぶというのが1つのポイントです。不器用でもたまたまきれいに出来るとかそういうことはありますが、それではお金を払ってわざわざ100円ショップで売っている以上のものを買う必要はなくなります。
いつでも、絶対にきれいに仕上げることが出来るものを選ばなければなりません。
例えば、「はさみ」なら「ヘンケルス ハサミ」です。色々なはさみを試してこれに行きつきました。ドイツの刃物メーカーのヘンケルスのハサミで、噛み合わせはスムースで切れ味は刃の先までシャープです。
直線は力を入れずにスーときれいに切れます。絶対曲がらずに切ることが出来ます。線の1㎜内側をどこまでも真っすぐきれいに切ることが出来ます。
曲線も小回りがきくコンパクトサイズというのを使っているのでその言葉の通り、小回りを利かせて上手に切ることができます。
この「ヘンケルス ハサミ」に出会うまでは切る作業は直線でさえいつも憂鬱でしたが、今は頼まれるとちょっと嬉しくなるくらいです。
素早く仕上がること
不器用な人でも時間をかければある程度きれいに仕上げることは出来るのですが、そんなにゆっくりやることは特に仕事では許されないですよね。
速くやろうと焦ってしまい自分のベストよりも低いクオリティのものが仕上がってしまうこともありますよね。
例えば画用紙を丸く切り抜く時、「SK11のクラフト厚紙用・段ボールはさみ」は最適です。画用紙3枚重ねて丸をきれいに切り抜くことが出来ます。刃が長いのでコンパスのように「クルー」っと動かすと上手に仕上がります。
3枚目まで凸凹が全くなくきれいな曲線で切り抜くことができます。直径5㎝位かそれ以上の円ならこのハサミで重ね切りがばっちり出来ます。刃がステンレスなのでいつまでも仕上がりが変わりません。
この「SK11のクラフト厚紙用・段ボールはさみ」に出会うまでは1枚ずつゆっくりやらないと満足の行く仕上がりとは行きませんでした。
2枚重ねだと上手く行かず結局1枚ずつやるとかいうことになっていましたが、今は自信を持って多量の枚数を引き受けることが出来るようになりました。
やはりコストパフォーマンスは大事
クオリティには関係ないのですが、やはり「安さ」は大事です。あまり高いと買い替えるのも無理ですし、試すのも難しいです。コストパフォーマンスが良いものは必ずあるはずなので、店頭で試し切りさせてもらったり口コミを根気よく読んだりしてなるべく安いものを試して自分に合ったものを選ぶことが文房具選びの1つのポイントだと思います。
失敗を何度もしてきているので確信を持って言えるのですが、「コストが高い文房具」イコール「自分にとって使いやすいふさわしい文房具」とは限りません。「この値段で十分じゃない」というものが沢山あります。
例えば、テープのり「ドットライナーノック」は安価ですがとてもきれいに速くのり付けが出来る文房具です。
厚いものを貼り合わせるのには向きませんが、それ以外の紙なら手がベタベタになることもなく、付ける所以外を汚すこともなく、ペンで字を書く位の快適さできれいにのり付けが出来ます。
詰め替えもできるので、一度買えばそんなにお金をかけなくても半永久的に使うことができます。
先ほどのはさみもそうなのですが、使い続けられることは大事ですよね。せっかく良い文房具に出会っても値段が高くてもう二度と買えないというのでは残念で価値がなくなってしまいますよね。
まとめ
今までに自分の技術のなさを補うために文房具にかなりお金をかけてしまった私が考える、不器用な人がクラフト文房具を買うポイントは
・何が何でも絶対にきれいに仕上げられるものを買うこと
・素早く仕上げられるものを買うこと
・同じものをまた買うためにもコストパフォーマンスは必要ということ
この3つだと思います。
みなさんも、文房具に使う金額をある程度決めて自分に必要不可欠な1点を見つけてみてはいかがでしょうか。自分に自信が持てたり生活の質が変わってくるのではと思います。