今回は、おすすめの小型の穴あけパンチについて、その便利さや使い方のコツについて紹介したいと思います。学校や職場でプリントを受け取った時に、すぐに穴あけパンチを利用し、ファイリングがしたい場合があると思います。
ただ、大きいパンチをいつも持ち歩く訳にいかず、家に帰ってからファイリングをしている場合も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、カール事務機から発売されているポータブル2穴パンチ「Putitto」(プチット)です。
プチットの大きさと色
プチットの大きさは、幅26.5mm×全長56mm×厚さ22mm。どのくらいの大きさなのか、有名なMONOの消しゴムと比較してみたいと思います。
MONOの消しゴムの中サイズが幅20mm×全長55mm×厚さ11mm ですので、幅と全長はほぼ消しゴムサイズ。厚みだけは倍あることになります。穴を開けるときのボタンを収納すると、厚みは18mmとさらに薄くなります。
消しゴムサイズの穴あけパンチなので、筆箱に入れてもそれ程邪魔になることもなく携帯できてしまいます。筆箱に入れる文房具の修正テープよりも小さいかもしれません。子供の手にのせてもすっぽりと包んでしまえるくらいの大きさです。
「プチット」のカラーはイエロー、ピンク、ブルーの3色。イエローははっきりした色合いで、ピンクはやさしいベビーピンク色。ブルーはどちらかというと紺色に近い色合いでしょうか。学生が筆箱に入れておくのにもよいカラーリングです。
プチットの穴あけの実力は
プチットはその小ささから一つ穴のパンチと勘違いされがちですが、一般的な二穴ファイルのJIS規格にある穴間隔(80mm)に対応しています。A4の紙に二穴を空けたいとき、二穴のセンターになる部分で紙を二つ折りにします。
折った紙をプチットのスリットに差し込み、三角に空いたコーナーの覗き穴からコーナーにきちんと当たっているかを確認し、OKであればボタンを押します。
一つの刃が二枚に折られた紙に穴を開けることで、二穴が開きます。ここが小さくても二穴開けられる理由です。
スリットから紙を引き出し、折っていた紙を伸ばすと80mmの間隔の穴が見事に開いています。穴と穴の真ん中に少し折筋がついてしまいますが、そこは愛嬌です。
小さな折筋よりもすぐにファイルできる便利さが上回ります。一つの刃で二枚を一度に空けますが、穴あけパンチ製造メーカー大手のカール事務機製なので、刃の切れ具合も小さいのになかなかの優れものです。
プチットにはこだわりがあります
小さい消しゴムを二つ重ねた大きさのプチットですが、小さいながらも安全面を配慮し、また、収納の工夫がなされています。
安全面については、刃が外側からは触ることのできない部分に隠れています。そのため、小さい子が利用することになっても心配なく利用できます。
普通のパンチだと刃が下りてくるのが見え、小さい手だと挟まってしまう可能性がゼロではないと思います。その点、プチットは大丈夫です。
また、穴を開けるときのボタンが、収納するときには本体に押し込みロックをしておくことができます。ロックをしてしまうと上面に出っ張りがなくなり、本当に小さな小箱のようになります。
収納するときに出っ張りがないと、とても収納しやすいですよね。
そして、最後に穴あけのときに出る紙のゴミ。この小ささなのにゴミ収納部分が付いています。ゴミはまとめて後で捨てることができるので、使うたびにゴミの片付けをする必要がないのは助かります。
まとめ
小さな穴あけプチット。筆箱の中に一つ入れておくと、とても便利だと思います。家に帰ってからではなく、その場で必要なときに穴を開けファイリングできてしまう便利さ。
プチットは450円前後の価格で売られています。コンパクトで安全、いろいろな細かな機能がついていることを考えると、とても安いのではないでしょうか。