パソコンやスマホが普及して久しいですが、ノートを取るときはやはり手書きが簡単で便利!・・・でも保存するならデジタルにしたい!そのように思う方は多いようで、各メーカーから様々な製品が出ていますが、これもその中の一つ、Rocketbook社のスマートノート「Everlast」をご紹介します。
お値段は1冊4,980円。正直、「ノート一冊でこの値段は高過ぎ!」と思う方もいるかも知れませんが、その便利さを知ればきっと納得するでしょう。
「Everlast」の特徴
1000回以上再利用できることが売りのこのデジタルノート「Everlast」は手軽に記述した中身をデジタル化できる優れた文具です。
専用のペンは存在せず、一般的な消せるボールペン「フリクションボールペン」で書けば、濡れたタオルなどで拭いたりあるいは丸洗いすることで文字が簡単に消える特殊ペーパーを使用しており、何度でも使えるという仕組みです。
そしてなんと言っても便利なのが、書いたページを専用のスマホアプリで読み取れば、簡単にクラウド上にアップすることが可能だということです。
「Everlast」にスマホをかざすだけで、Drop box、LINE、EVER NOTE、Google Driveといった各種システムにデータ化して転送することができるのです。
データ化したら、水で濡らしたタオルなどで拭いて消す。たったそれだけの作業で、自分だけの巨大なデジタルノートを作成出来るのです。
Everlast一冊で大学ノート500冊分以上の情報量とのことなので、コストパフォーマンスも抜群のデジタル文具と言えるでしょう。
「Everlast」のこだわり
「Everlast」は書き心地にもこだわっており、紙に記入しているのと変わらない感覚で利用可能です。サイズもノートタイプと手帳タイプの2種類が販売されているので、自分の用途に合わせて選ぶことが出来ます。データ化するためのアプリもストレスなく使用できるような作りとなっております。
スマホ(Androidでも、iOS=iPhone/iPadでも)で利用できるアプリが用意されており、このアプリを入れて、データの保存先を設定しておけば、簡単にEvernoteやDropbox、OneNote等にデータ化した内容を送って、保存できるのです。
マークしておくだけで一度に複数の場所に保存可能。これが簡単便利で使い心地は抜群です。取り込むための作業を「手間」と感じさせないことで、あくまでも手書きのノートを使用しているのと同じ感覚にさせてくれることが重要なのです。
随所に見え隠れする工夫の数々は、根本に「紙のノートの使い心地をそのまま再現する」というブレない芯があってのことでしょう。
「Everlast」の上手な使い方
専用のアプリを使ってノートをデータ化する際、保存先はアプリ側で7つ指定ができます。それぞれアイコンがあるので、どのアイコンがどのサービスなのかノートの表紙にメモしておくと判別がしやすく便利です。
従ってたとえば「議事録」だったり「メモ」だったりといったカテゴリ分けをすれば、議事録や重要なメモを1つのアプリで一括管理でき、情報を探す手間が減ります。
ノートを何冊も使う人やノートをデータ管理したい人にはぴったりでしょう。また部分的に消せるという点を行かし、イラストやデザインを描くのにも適しています。
今はパソコンやタブレットでイラストを描く方も少なくないとは思いますが、やはり紙にペンで描くほうが描きやすいという人も多いはず。しかし色付けやベクターデザインにしたいというときはパソコンで作業するのが楽だったり・・・
そんなときにこちらのノートを使えば下絵は紙に描いて色付けしたりするときにはそれをデータとして取り込んで使用する、といった方法も面白いでしょう。
まとめ
紙に書いた情報をパソコンやスマホのアプリで使用出来るデータにして取り込むというデジタル文具は数多くありますが、その中でも使い勝手の良さはこの「Everlast」は優秀な方だと思います。
何度でも書いては消してを繰り返せるのでエコ・経済的という点と、クラウドデータとして取り込む際のプロセスがシンプルで使いやすいという点で使用者のことがよく考えられています。
初期投資は高く感じられるかもしれませんが、長い目で見れば生活を効率化させてくれる優秀な文具だと思います。