身近な文具の一つにカッターがあります。使ったことがない人はまずいないでしょう。その割に、使う頻度はそんなに多くはなく使おうと思ったら上手く使えない、使い方が分からないなんて方も多いのではないでしょうか。
そこで一番切る機会の多い直線をカッターで真っすぐ切るためのコツをお伝えしたいと思います。
直線なんか「ハサミでいいじゃない」と思う人もいるでしょう。でもきれいに切りたいならハサミよりカッターの方がおすすめです。特に不器用な人なら必ずカッターの方が簡単にクオリティの高い仕上がりになります。
よく切る切り取り線だって簡単にできるならきれいに越したことはないですよね。
カッターの他に用意するもの
真っすぐ紙を切るためには、カッターだけでは難しいです。定規とカッティング用のマットを用意してください。
「そんな、マットなんか敷くの面倒くさい」と思うかもしれませんが、すぐに出せる場所においておけばいいのです。100円SHOPで買えるのでぜひ一つあまり大きくないものでいいので用意しておいてください。
定規は30㎝くらいあればどんな幅の紙にも対応できるとは思いますが、せめてB5サイズなら対応できる20㎝位のがあれば良いでしょう。
刃に強いアルミがもちろん良いのですが、定規が傾かないよに透明な方眼メモリの部分で確認する必要があります。ですので両方兼ね備えたアクリルで刃が当たる部分がステンレスになっているものがおすすめです。
1,000円位出しても良いという方はカッティングスケールというのもあるのでそれを買ってもいいでしょう。
定規の置き方
まず定規の置き方ですがポイントは「定規をカッターの刃の厚さくらいずらして置く」ことです。線を残すか残さないかによって、線の上に置くか下に置くか選びます。
線を残す場合の方が難しいかもしれません。線と刃の厚さが同じということは殆どないので線の上にカッターは絶対重ならないようにずらして下さい。
刃の厚さはカッターによっても違うのですごく難しいと思いますが、とにかくよく見て下さい。定規の方眼メモリも良く見て絶対に曲がらないように頑張って真っすぐ置いてください。
真っすぐ切るよりは置く方が絶対簡単なので。練習できるのであれば、最初切ってみてまた少しずらすとか出来ればベストです。
カッターで切るときの手の角度
定規の位置が決まったら、カッターを当てて切って行きますが、ポイントは「紙とカッターの角度を30度位に保つこと」です。始から終わりまでその角度を保ってあまり力を入れないでスーとカッターを動かします。
刃は2メモリは出した方が角度が見やすいです。指は動かさないで、手を寝かせて腕だけ動かすイメージです。
反対の手では定規をしっかり押さえます。定規が動いてしまったら何にもならないのでこちらの手には強めに力を入れてください。カッターの方は力を入れずに動かす感じです。途中でなるべく手を止めないでください。
もし止まってしまったり定規が短くて最後まで届かない場合などは、カッターの手はそのまま保って定規だけを動かしたり、再び角度を直したり始点がずれていないか確認したりした後、落ち着いて再スタートすれば断絶することなくきれいに切り終わります。
まとめ
カッターで直線をきれいに切る方法を説明してきました。
カッターの他に用意するものは、サッと用意できるカッティングマットとステンレスガードが付いた透明の方眼メモリ付き定規。
切り方のポイントは、定規を線からカッターの刃の分だけずらして線と並行に真っすぐ置くこと、カッターと紙の角度を30度に保って腕を動かしながらスーっと切ることでした。
難しいことはありませんので是非このようにチャレンジしてみてください。切り取り線だってきれいに切れれば気持ちがいいですよ。