仕事とか趣味とか、いろいろな場面で人々は計画を立てることになります。しかし、それが上手くいかない、最後まで達成できないというケースもあるはずで、そういった状況に遭遇するともやもや感が残るはずです。
途中で飽きてしまう、やめてしまうといった癖がついていて、そこに悩みを感じている人はツァイガルニック効果について知っておきましょう。
ツァイガルニック効果とは何か?
計画を最後まで完了することができないで悩んでいるような人はツァイガルニック効果を知っておくべきと言えます。
このツァイガルニック効果は何か?というと、心理学で使われるような用語になります。具体的に言うと、人間は計画途中のものや中途半端になっているものがあったときに、それが気がかりになってしまうというものです。
そして、その中途半端の度合いが大きければ大きいほど、人間はそれが気になってしょうがないという状況になりやすいのです。
このツァイガルニック効果を応用することで、計画を途中でやめてしまったり、飽きてしまうことが多いような人は悩みを解決できる可能性があります。
キリが良いところで終えることが問題
例えば、ある仕事をやっているときに、途中で休憩をはさみたいと感じたから、キリが良いところまでやってしまおうと思うのは普通だと思います。
しかし、キリが良いところまでやってしまうと、それは中途半端な状況とは遠くなってしまうため、一種の満足感が生まれてしまい、休憩が戻ったときにまた同じようなやる気で再開するのが難しくなってしまうのです。
やる気が以前と比べても落ちてしまうので、そうなるとやらないといけないこととか、一度立てた計画が途中で頓挫してしまう可能性は上がります。
だから、キリが良いところまでやろうとする姿勢が実は問題であると言えるのです。
中途半端なところで毎回終わらせることが重要
ツァイガルニック効果を発揮するには、今やっていること、続けていることに関して気がかりな状況を作らないといけないのです。
つまり、キリが良いところではなく、明らかに中途半端と感じるようなところで毎回作業を終了させるということになります。
そうすれば、中途半端というところが頭に残り、そこが無意識のうちに気になってしまうのです。
そういう心理状態を作ることができれば、今取り組んでいる物事に対して集中して取り組むことができると言えますから、途中で頓挫しづらいということになります。
このようにツァイガルニック効果というのは重要だと言えるでしょう。
まとめ
途中までやっていた作業や計画などが途中で頓挫してしまう、やめてしまうような状況をなんとかしたいと考えている人は、ツァイガルニック効果を上手く利用すると良いです。
何でそういう状況が起きるのか?と言えば、とりかかっていた物事に対する関心が消えてしまうことが原因なので、関心が持続する状況を作っていきましょう。
ポイントは毎回中途半端な状況で終わらせる、ということです。