子供もなってしまう睡眠障害とは

子供もなってしまう睡眠障害とは睡眠

子供にとっても大人にとっても睡眠はとても大事です。特に子どもは睡眠中に成長ホルモンが沢山分泌されて体が発育していくという大人と違う事情があるのでより大事です。

睡眠障害というと一番はじめに思い浮かぶのは寝つきが悪い、眠れないという不眠症でしょう。今回は子供でもなり得る不眠症以外の睡眠障害についてご紹介したいと思います。

ただ眠れないとかではないので、病院に行く必要がでてくるような睡眠障害です。

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ナルコレプシー

ナルコレプシーは子供も大人もなる場合がある睡眠障害です。症状は昼間に何度も居眠りをしてしまい、それが毎日のように長い期間続くというものです。

昼に行列に並んでチャーシュー麺の大盛を食べてしまった時などは必ず眠くなってしまいまう、男性限定の大盛無料の水曜日にカレーの大盛を食べて午後の会議で爆睡してしまうなんていうのはナルコレプシー、睡眠障害ではないです。

なぜかというと、ナルコレプシーは他の症状も寝ている最中というか目覚めた時などに出るからです。

一つは金縛りのような症状で意識があるのに全身の力が抜けて動けないような状態になることがあるそうです。この睡眠障害は遺伝的が原因で10歳くらいから発症することが多いそうです。

もしナルコレプシーになってしまったら、大事な試験や会議などいつ症状が出るか分からないので、とてもつらい睡眠障害と言えるでしょう。

悪夢障害

悪夢、悪い夢を見るのが睡眠障害なの?と思う人もいるかと思いますが、一回悪夢、いやな夢を見たくらいでは睡眠障害とは言えません。

子供だと、怖い映像を見た後に悪夢を見たりすることもありますが、そんな一過性の場合は睡眠障害ではありません。

悪夢、こわい夢を何度も何度も見てしまい睡眠が妨げられる場合です。また、起きた時にその夢をよく覚えているというのも悪夢障害の特徴です。

怖い夢を見て目が覚めてそしてその一部始終を覚えている、そしてまたやっと眠ってもまたいやな夢を見る、そしてまた目が覚める。そしてまたその夢を思い出してしまう。

そんなのが夜中繰り返されるわけですから普通に眠れるはずもなく完全な睡眠障害、不眠に陥ってしまうわけです。

夜中にこんなストレスを受けるわけですから、日中の生活は肉体的にも精神的にもボロボロでつらいものになることは間違いありません。

睡眠時遊行症(夢遊病)

この睡眠障害は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?昭和生まれの人なら「アルプスの少女ハイジ」というアニメで主人公のハイジがお金持ちのクララの家に遊び相手として預けられ夜中に屋敷中を歩き回るなんてシーンを思い出したのではないでしょうか。

そうです、あれがまさに夢遊病です。こちらは、悪夢障害と違って全く歩き回っていたことを目覚めた時に覚えてはいません。ある意味幸せな睡眠障害です。

ノンレム睡眠という深い眠りの時に起こるそうです。ハイジは玄関で医者に「どこに行きたいの」と聞かれて「アルプスの山」と答えると言うシーンがあり、日中帰りたいという気持ちを押し殺しているためのストレスによって夢遊病、睡眠障害になったのではとも思えます。

ハイジのようにストレスで夢遊病の症状が出る人もいるそうですが、遺伝の場合もあるそうです。大人だと独り暮らしなのに朝起きて冷蔵庫を見たらあるはずのプリンがなくなっていたなんて場合もあるそうです。

まとめ

子供もなってしまう睡眠障害を3つご紹介しました。病的な居眠りが主症状のナルコレプシー、悪夢を繰り返しみて全て覚えている悪夢障害、突然起き上って歩き回ったりしゃべったりするものの起きた時全く覚えていない夢遊病。

すべて、遺伝やストレスなどが原因でした。なってしまったら日常生活に支障をきたすこともありますが、運悪く避けられないと言う場合もあるでしょう。

寝ている時に起こるので発見が困難かもしれませんが、何らかの症状があるようでしたら早めに医療機関の受診をおすすめします。

子どもも大人も睡眠は一日の多くの時間を占める生活の一部で、健康な睡眠は生きるために不可欠ですよね。こんな睡眠障害に悩んでいる人の事を思うと、普通に夜グーグーと眠れていることに感謝せざるをえませんね。

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