なかなか眠れず、やっと寝たと思ったら何度も目が覚めて眠れない。寝がえりを何度もうち、暗がりに慣れてきた目で時計の針を眺めて、絶望的な気持ちになる。眠りにつくのは朝方で、やっと眠れたと思ったら起床時間。今日もまた、だるさを引きずって仕事をする。こんな状況つらいですよね。
そこで今回は、眠るために試していただきたいことをご紹介したいと思います。
眠気を感じたらライトを暗くして睡眠の準備をしよう
夜、くつろいでいると眠気を感じる時はありませんか。必ずしも、眠りたい時間ではないのがつらいところです。食事の後の時間に眠気を感じる方が多いかもしれません。
ゲームをしているとか、TVを見ているとか状況は様々です。しかしそれは、眠気を感じるのは、そろそろ眠るための準備をしてほしいという体からの合図です。
まだ眠るには早い時間、しかしこれを無視してしまうと、眠気の山を越えてしまい、眠気はどこかに行ってしいます。眠くなった時は、素直に眠りの準備を始めて、いつ眠ってもいい体勢でスタンバイしていることを体に伝えます。
パジャマに着替えてリビングのライトを少し暗くする、お酒は控えて水分を取りましょう。体も脳も翌朝まで水を飲めないこと知っています。水分をとって脳を安心させるのも眠りの準備の一つです。
眠りの準備をすると、心も体もぐっとリラックスします。
ベッドに持ちむのは本!本は最強の睡眠導入アイテム
ベッドに持ちむのは本をお勧めします。部屋の明かりを付けて読んでも、枕元のライトで読んでも大丈夫。とにかく、本を読みましょう。
スマホはNGです。スマホはブルーライトが体内時計を狂わせ、睡眠によくない影響を与えます。あなたを覚醒に誘うスマホはベッドに持ち込んではいけません。
さて、寝る前に読むのはどんな本が向いているでしょうか。できれば、写真の多い雑誌ではなく、ちょっと背伸びした難しい本の方が眠りを誘うのには向いています。
本は白の紙に黒い文字という単純な構成です。これがページをめくるたび延々と続きます。そしてちょっと背伸びした本を選ぶと、やや難解な用語が散見されます。
考えただけでも眠気を誘います。そして、なかなか読む機会がなかった本を、毎日数ページなりとも読めるのはメリットですよね。
眠くなってきたら、欲張らずに本を閉じて電気を消して目を閉じましょう。
枕元に音楽プレーヤーをスタンバイ
さてさて、眠りにつけてもしばらくしたら眼がさめる。この時に、再度速やかに眠るための対策です。
枕元にボタン一つでかけられる音楽プレーヤーを準備して、眼が覚めたらポチッとボタンを押します。音量は小さめの音で、夜なのでボリュームを上げなくても耳に音が入ってきます。
おすすめは自然音です。川のせせらぎ、虫の音、雨の音、波の音、鳥のさえずり。波音は寄せては返す音の繰り返し、せせらぎの音はいつまでも続く単純音、虫の音はほぼ繰り返し、これらは、耳に入って消えてゆく間、何も考えず流していくことができます。
歌詞があったり、メロディーがあるものは、その歌詞やメロディーを追いかけてしまうので、脳が覚醒する可能性があります。そのため自然音がおすすめなのです。
中途覚醒自体がなくなることはないかもしれませんが、もう一度眠るときの導入に、自然音はとても良い働きをしてくれるのです。
まとめ
眠れないのは本当につらいものです。夜は寝られないのに、昼間、仕事中には眠気が襲ってきたりします。そこでお試しいただきたいことを取り上げました。
これらの他に睡眠のために改善するべきは、寝室の温度、おふろの時間、枕の高さや、ベッドの堅さの調節等があると言われています。
良質な睡眠のためには、越えなければならないハードルがたくさんあるのかと思ってしまいます。しかし、大切なのは、体を眠れる状態にし、眠れる状況を作り、眠りへの導入を促す手立てを講じることです。
あきらめず、いろいろ試してみてください。今回取り上げた中では、本を閉じて電気を消した後、自然音を聞きながら眠るというのもありです。
これ!というものが見つかれば、あなたも睡眠を取り戻すことができるでしょう。