企業で自社サイトの運営を任されたり、制作会社で営業兼コンサルのような感じでいつのまにかウェブ担当になってしまうなんてことは、よくある話。
ウェブの総合的な知識がついてくると、これも一つのスキルだと自信になってくるもの。しかし、本当にそれがスキルと言えるのでしょうか。ウェブ界の王様Googleの気分次第でアッという間に消し飛んでしまうんです。
ウェブ担はおもしろいけどスキルにならない時代
SEOの知識がどんどんついてきたり、ワードプレスが操作できるようになったり、グーグルアナリティクスを駆使してマーケティングが行えるようになってくると、自分はウェブ担としてスキルでこれからずっとやっていけるかもしれない、なんて思いがちです。
確かに、営業がとってきたクライアントとの折衝なんかで、専門用語を駆使してウェブサイトのマネタイズ効果を語ったり、広告代理店に転職してウェブの知識が乏しい客層をターゲットにして雄弁に語れば、何はともあれ気持ちが良く、会社の同僚や上司からも一目置かれるかもしれません。
しかし、ウェブの世界は生み出せることだけに価値があるのです。【生み出す】とは、情報もそうですし、サイトを制作したり、PHPなどの言語を駆使して環境を生み出すことです。
ウェブ担がやっているのは、生み出すことではなく、生み出されたものをいかに効果的にかつ効率よく「活かして」いくかだけなのです。
その知識や経験は本当に10年後も使えるものでしょうか?スキルと言えるでしょうか。
ウェブの行く末はGoogleが決める
もはや言うまでもなく、ウェブの世界の王様はGoogleです。完全に一強で、他の追随を全くもって許しません。そしてGoogleは近年、すごいスピードでウェブに関わるあらゆる技術やサービスを無料化自動化しています。
例えば、HTMLやCSSの知識がなくてもGoogleマイビジネスという無料サービスを使えばサイトを簡単に作成できます。
また、専門的な知識と操作方法を覚えなければ理解できなかったGoogleアナリティクスはアプリ化され、簡単に誰でも分析ができるようになりました。
さらに、ウェブ担の十八番とも言えるSEO施策も、そのほとんどが効果を発揮しなくなり、権威性、専門性、信頼性といった、いわゆるドメインパワーが物をいう、裏技や小手先の手段ではどうやっても上位表示などされない時代に突入しました。
これに伴い、個人アフィリエイターやアドセンスで収益を上げてきたウェブ担あがりや、副業としてこっそりとアフィリエイトブログを営んできた人々は、どんどんウェブから撤退し、youtubeに流れています。
ウェブのスキルとはクリエイティブのみ
しかし、そのyoutubeもGoogleが管理している以上、検索アルゴリズムも規約もいずれは、ウェブの世界とほぼ合致していくことは間違いありません。
現に、youtuberからはGoogleの新youtube規約はNHKより厳しいとの叫びが飛び交っています。ウェブの世界で生きていく以上、Googleの支配下からは逃れることはまずできません。
しかし、そんな中でも生き残っているブロガーやyoutuberに一貫して言えること、それは「おもしろいコンテンツ」を提供していることです。
面白いと思わせる映像やテキストを魅力的に伝えることが出来る人はGoogleの利益に直結しますから、保護されるわけです。また、面白いコンテンツを「魅力的に」伝えることを創れるエンジニアは企業にとって財産です。
PHPやPythonなどに代表されるプログラミング言語を駆使して、コンテンツを提供する場を作り出せるクリエイティブなスキルと面白いコンテンツを生み出せる人だけが、本当にウェブの世界でスキルを持っていると言えます。
まとめ
ウェブ担のもつSEOの知識やマーケティングのスキルがGoogleによって誰でも簡単に無料で扱えるよう自動化されてきています。
ウェブの世界の王様Googleに求められる人材は、面白いコンテンツを生み出せる人なのです。企業に求めれるのは面白いコンテンツを魅力的に提供できる場所を創造できるエンジニアでありクリエイティブなスキルがある人です。
ウェブが未熟機であった今まではウェブ担のもつ知識や経験は確かにスキルでしたが、ウェブの世界が安定期、そして完成期に向かっていくこれから、ウェブ担のもつSEOやマーケティングのスキルは果たして本当にスキルとして生き残っていくでしょうか?
企業で働くウェブ担の方は、異様なスピードで突き進むウェブの世界で10年後も自分のスキルが通用するのかをよく考え、次の手を早めに打ちましょう。