マッチングビジネスは、日本でも次々とサービスが生まれている有望分野ともいえます。マッチングビジネスは、業者と業者、または業者と個人、消費者をつないだり、または個人と個人を引き合わせたりするビジネスのことをさします。
企業同士、個人同士をマッチングさせることからマッチングビジネスと呼ばれています。マッチングビジネスには、就職サイトや転職サイト、不動産仲介サイト、または民泊の仲介サイトなどがあげらるのではないでしょうか。
マッチングビジネスの特徴は
マッチングビジネスとは、あるサービスを提供する業者と、サービスを利用する個人や消費者を引き合わせたり、または個人と個人を引き合わせたりするビジネスのことをいいます。
つまり人と企業、もしくは人同士をマッチングさせることから、マッチングビジネスと呼ばれるようになりました。
こうしたマッチングビジネスの代表例といえそうなのが、古くからある就職サイトや転職サイトではないでしょうか。こうした就職サイトや転職サイトでは、働きたい人と企業を仲介しています。
就職サイトや転職サイトを利用すれば、企業側が独自に人材を集めるよりも、国内外から幅広く優秀な人材を集めることもできます。コストの削減にもつながりそうです。
また、求職者にとっても応募がスムーズにできたり、企業の情報にアクセスしやすいというメリットもあります。
マッチングビジネスの傾向
最近では、インターネットの発達によって、様々なマッチングビジネスが登場しています。その代表例ともいえるそうなのが、婚活サイトではないでしょうか。
日本では古くから、結婚を希望する人同士をつなぐ仲人と呼ばれる仕事がありました。また、仲人が結婚相手を紹介するお見合いも行われてきました。
婚活サイトがこうした仲人やお見合いと異なるのは、結婚を希望する人たちが、自らの意思で利用登録し、希望にあった相手を探すということではないでしょうか。
今では結婚を希望する人たちが、こうした仲人やお見合いを通さなくても婚活サイトで相手を探すこともできます。
このほかにも、民泊の施設と利用者を仲介するアメリカ発のAirbnbなどのマッチングサイトも、民泊を運営する人や、民泊を利用する人の間では人気が出てきています。
マッチングサイトのメリットは
このように、Airbnbなどのマッチングサイトを使えば、自分で民泊ができる部屋を探したり利用者を募集する必要がありません。
そうしたことは、すべてAirbnbなどのマッチングサイトが行ってくれます。そのかわり、Airbnbなどのマッチングサイトは、利用手数料を収益としています。
多くのマッチングサイトにとっては、こうした手数料や仲介料が大きな収益となっているので、競合相手に負けないように、集客やPRに力を入れています。
マッチングサイトには、このほかホテルや旅館を探すサイトも利用者が多いといえるでしょう。宿泊のマッチングサイトでは、日本ではリクルートや楽天がマッチングサービスを提供してきましたが、最近では外国発の旅行マッチングサイトも日本の市場に多く参入しています。
こうしたマッチングサイトも、やはり手数料が収益となっているようです。
まとめ
このように、マッチングビジネスの考え方を利用したサービスは次々と生まれています。
かつては結婚の仲人などのように、専門的な知識や人脈を持った業者しか利用者同士をマッチングさせることはできませんでしたが、最近ではインターネットの普及によって、こうした状況も変わってきています。
もっとも活発になっているマッチングビジネスは民泊やホテル、旅館、不動産、賃貸住宅などがあげられますが、ニッチなマッチングビジネスも生まれています。
例えば、ベンチャー企業と投資家を仲介するサイトもそのひとつといえるでしょう。マッチングビジネスのメリットは、サイトという場所を提供するだけで利用者同士が気軽に使えることにあるのではないでしょうか。