大人になって「やっぱり英語って出来たらいいなぁ・・・」と思う機会は、皆さんあると思います。英会話教室へ通うのもいいですが、その前に英語の発音自体に慣れておくことが重要です。
よくCMなどでも「聞き流し」というものがありますが、別に教材を購入しなくても聞き流しは出来ます。
今回は、そんな「聞き流し」から発音に慣れることで英語習得への道第一歩となる自分で出来る方法をご紹介していきます。
洋画を字幕なしで「聞く」
聞き流しを自分で出来る方法として、何でも良いので洋画を字幕なしで見ましょう。ただ正確には「見る」というよりは「聞く」ことがメインです。
ここで重要なことは「意味を理解しようとはしない」ということです。いわゆる「文法」を考えることで、聞き流しを行っている効果がなくなってしまう可能性があります。
語学習得では、子供を手本にしようとよく言われています。子供は文法もなにも勉強しないで、ただ聞いてしゃべって習得していますよね。ここで重要なことは、子供はたとえ間違った聞こえ方でも訂正しないでそのままマネをしてしゃべるということです。
間違った文は後からでも訂正できます。まずは発音に抵抗感がなくなるまで、自然に日本語を聞くのと同じような感じになるまで「聞き流す」ということです。
みなさん1つは何か洋画のDVDや動画などを持っていると思いますし、手軽に手に入れることが出来ます。身近なものを使って聞き流しを始めてみましょう。
とにかく英語を聞くということを「習慣化」する
テレビ番組やラジオ、ネット動画、街で、駅で、ちょっと英語を耳にすることはあると思います。しかし慣れていないとその言葉は「雑音」でしかありません。
英語を「言語」として脳が認識できるまで、積極的に英語を聞くようにしましょう。英語を話すスピードは早いとよく言われますが、早いのではなく、言語として認識できていないだけなのです。
頭では分かっていても、英語を人間が普通に使う「言語」として認識できないという状態が改善できないかぎり、たとえ英会話教室へ通っても、言語を習得するというよりは「暗号」を解読しているようなものです。
暗号は非日常的な「サイン」です。英語は海外では普通に子供でもしゃべっている日常の一部です。この海外の日常を自分の中の日常にも取り入れること、それが英語習得への必須となってきます。
意識を「第二言語」ではなく「第二母国語」と考えて、自分の中にも最初からあるものだと思って取り組みましょう。
何のための英語習得なのかを明確にしよう
学生の時に英語を勉強しましたが、大部分の人は、それが「テストのため」ではなかったでしょうか?しかし社会人となってから英語を習得するということは、求められることとして「コミュニケーションができる英語」の習得ではないでしょうか?
つまり英語を使って何かをするということですね。英語でのプレゼン、スピーチ、チャットやメールなど、実用性のある英語を身につけることが目的だと思います。
英語を運用していく上で、まず必要なものは、やはり「リスニング」聞き取る、聞き取って内容を理解するということです。
ネイティブな発音を身につけることは、大人になってからは不可能と言う人もいるくらい、難しいことです。歌がうまい人は、耳が良いのです。ただ聞こえるというのではなく、「聴く力」があるということです。
発音はその発音するべき音を聴くことから始まります。そしてライティング、リーディングも大切ですが、まず入るところは「リスニング」からが語学を学ぶ当然の順番なのです。
英語の習得は「聞き取る」ことから始めましょう
子供は大人の口の動きやしゃべり方から、自分の言語を学んでいきます。それは文法上間違っていようが、文章がめちゃくちゃになろうが関係ないのです。
まずその言語を抵抗感なく聞くこと、そしてその言語が「雑音」から、人間が話す「言語」への認識へと変わるよう、まずは身近なものを使ってでも構わないので、英語の聞き流しから始めましょう。
根気よく聞き続けていくと、1日1時間であれば1ヶ月くらいすれば「あれ?言葉が聞き取れてる」と思える瞬間が来ます。
英語の意味を考える必要はないので、この時点ではとにかく聞き続けることです。いわるゆ「英語のシャワー」ですね。
どっぷり英語の音が自分の生活に馴染み、生活の一部となったとき、そこから英会話教室などに通い始めてみましょう。
他の受講者が聞き取れない言葉が自然な感じで聞き取れることが実感できると思います。